「ゾウのはな子」
2007年 08月 04日
昼間に予告&メイキング編を偶然見てこのドラマのことを知ったんですが、小学生のとき国語の教科書にのっていた「かわいそうなぞう」を思い出しました。
ドラマでは2頭の象「花子」と「はな子」が登場し、前半は「花子」後半は「はな子」をめぐるストーリー構成。
前半の「花子」は「かわいそうなぞう」で読んだ「ワンリー」でした。
人間の都合(戦争)で、なんの罪もない上野動物園の人気者である象を殺さなくてはならないなんて、子供ながらに私はなんて残酷なんだろうと思いました。象は利口で、毒入りの餌を食べようとしないし、毒を注射しようとしても皮膚が厚く針がささりません。仕方なく餓死させるという策がとられるわけなんですが、何日も餌が与えられない日が続くと、象は飼育係の前で芸当をして見せるのです。餌やご褒美がもらえるように・・・。やせ細った体で、必死に生きのびようとする象。しかしついには死んでしまいます。
教科書を読みながら胸がしめつけられる思いでいっぱいになりました。
子供の私でもそんな気持ちになってしまうのだから、当時の飼育係の人たちは相当なものだったかと思います。
ドラマでは「花子」が死んだあと戦争も終わり、タイから新しく子象がやってきます。それが後半に登場する「はな子」。(この子象、歩きかたが素早くて、とってもかわいかった~☆)
こちらは新たに象を飼育していく上での飼育係の苦悩について描かれていました。
「はな子」は今年60歳。今も井の頭公園の小さな動物園で元気に暮らしているようなので、機会があれば見に行こうかと思います。
ドラマのエンディングに出てきた「動物園は、平和な国にしか、ありません」というメッセージにぐっときました。
象のハナコ、番長も泣きながら見ていましたよ~!
中身が解っていて見ても、泣けますねぇ~!!
反町さんの演技、見ていたら【男たちの大和】を思い出しました。。。
この映画も泣けます。。。
花子がいる動物園のわりと近くにいるのですが
幼稚園ぐらいしか遠足にも来ないんですよ。
だから逆に言えば「のんびり」した動物園で私は好きです。
ドラマ途中からちょっとしか見られなかったので再放送を期待!