坂本龍一ミニ・ツアー Ryuichi Sakamoto Playing the Piano featuring Taeko Onuki
2009年 12月 27日

ついにファイナル!3列目はオペラグラスを使わなくても、瞬きする教授が見えるのです!感動!

今回のミニ・ツアーの構成は、音楽に例えるなら、「第一楽章・教授のソロ、第二楽章・featuring Taeko Onuki(vocal・ター坊、piano・教授)、アンコールによる第三楽章・教授のソロ、第四楽章・featuring Taeko Onuki(vocal・ター坊、piano・教授)」となっていました。さらにうれしいことに、昨日と今日は「第五楽章・教授のソロ」までも♪
今回はハプニングもありました。
開演と同時に、照明が落ちて真っ暗になった客席から、子どもの大きな泣き声が響きました。教授がステージにでてきてピアノを弾き始めたというのに、ずーっと泣きっぱなし。
子どもが泣いたらロビーに出るというルールが守られておらず、保護者の無神経さに客席の失笑を買っていました。教授の意向で入場に年齢制限が設けられていないコンサートですが、マナーを守ってこそ、それが生きてくるんじゃないのかなって思うんですけど。
教授の演奏は相変わらず素晴らしかったです♪
「『気』という鎧をつけてツアーに挑んでました。」と語る教授。思えば春の国内ツアーが24公演、秋のヨーロッパツアーが28公演、そして2009年を締めくくるこのミニ・ツアーが7公演。ほんとうによくがんばりましたー。
お疲れ様という気持ちも混ぜて、しみじみ聴きいってしまいました。
演目は「美貌の青空」「undercooled」「parolibre」など。ター坊とのコラボでは、山田耕筰の「この道」を披露。
終盤に近づいた「風の道」の途中、ター坊の歌が途絶えるシーンがありました。客席で泣いてる方を見て思わず感極まってしまったのだそうです。
ピアノ伴奏が続く中、ター坊は「すみません」と震える声で小さく言葉を発し、教授にも何度か申し訳ないような(それでいて助けを求めるような)目線を送りました。でも教授は、まるで何事もなかったかのように無言のまま伴奏を続け・・・この状況に会場の誰もがとまどったと思うのですが、ター坊は気持ちを集中させ、見事に歌に復活されました。
ライブ感いっぱいの、とても感動的なシーンに私も思わずホロリ。
今思えば、もしター坊が歌に復活できなかったとしても、アレンジの名手・教授のことだから、伴奏にメロディーをのせて最後までプレイされただろうと思います。
かっこいい!かっこよすぎるーー!そうやって美味しいところ、もって行くんだなー教授(笑)。
↓春の公演とあわせてバッジが6個。

8400円というチケット料金の中には、人間が1日に排出する二酸化炭素6キロのうち1キロ分をオフセットする料金が含まれています。6個で1日分をオフセット。
↓ロビーに展示されていたグリーン電力証書。


会場ではグリーン電力が使われています。こんなエココンシャスなコンサート、他にないんじゃないでしょうか・・・。
↓グッズはTシャツをはじめ、サーモタンブラー、箸、タオルなどがありました。「MY ○○」というコンセプトは◎。デザインがもう少しグッと来るものだとよいのだけれど。

↓このポスター欲しかったー!お2人の直筆サイン入り☆

↓お花も3日間お疲れ様でした。


↓教授も増殖。ポストカードもらいすぎちゃったかしら^^;

↓帰りに交通会館周辺を散歩。植え込みの紫色のイルミネーションがきれいでした。

来年3月には、オペラシティーで行われたコンサートがDVDになって発売されるので、今からとても楽しみです~。