六本木一丁目 白川のまぐろ丼
2010年 04月 10日
まるで落語家のようなトークがとっても楽しいご主人でした。
鮪だけのお寿司屋さん「白川」。六本木一丁目駅の前にある歩道橋を渡ったところにお店があります。
↓外観はこーんな感じ。なんだか何屋さんかよくわかりませんが。
↓メニューが出てました。これでかろうじて鮪屋さんってわかるくらいでしょうか。
土曜にこの界隈でランチ営業しているお店はぐっと少なくなる中、鮪屋さんが営業中とは。。。思い切ってドアを開けて入りました。
中はとっても小さくてカウンター8席にテーブル1卓。先客2名は年配のご夫婦、毎週訪れるという常連さんでした。
↓まぐろ丼(味噌汁つき680円)
刃渡り40センチほどの眩しいくらいよく研がれた包丁で、スッスッと鮪がカットされる様子を見てたのですが、仕事がすごく丁寧で外観や内装とのギャップにびっくりしてしまいました。(失礼ながら場末的なお店かと・・・反省)
鮪がたっぷり12切れほど乗っかってます。赤身のほうからカットしていって、え?そこもう中トロにさしかかってるよ?ってところまでカットしてくれました。
添え物はツマとガリ。ツマは包丁の入れ方が美しいせいか口当たりもよく、鮪といっしょに食べても邪魔になりません。
酢飯も美味しい。酢の配合とごはんの炊き加減が好きだなぁ。温度もちょうどよくて丁寧に作られてます。わかめたっぷりのお味噌汁も美味しい。常連さんが、「塩や醤油にもこだわってますよ^^」、と教えてくれました。
その後4人とも打ち解けてしまって、鮪の話や築地場内での買い物の仕方などご主人から教わり、楽しい時間が過ごせました。
鮪は常に頭左・腹手前の掟があって、運ぶときも向きを変えないそうです。そうすると床に近い胴体右側は血が溜まる側となるので、1本の同じ部位でも左側とは値段が違うんだそうです。右側のほうが安いとのこと。
これはちょっと知らなかったなー。思わぬところで豆知識が増えました~。
で、気になる店頭の黄色い日よけについて訊いてみると、以前はお弁当屋さんが入ってたそうで、それをそのまま使ってるとのことでした。
「新しいのにすると100万かかるんですよ。あの黄色いのだけで。それよりも鮪の仕入れにお金かけたい。」とご主人。入りづらい外観・何の店だか分からない、という心理も実はちゃんと把握されてます。
↓「八海山の人に前掛けもらって3枚繋げて作っちゃった。」という自作ののれん。そういえばよく見ると酒屋さんの前掛け(笑)。「新しいの買うと4万円。鮪買ったほうがいい。」そうで。
12年前からここで営業されてるとのことですが、そのスタイルは変わらずこのままなんだろうなぁ。
このお店、鮪が安く食べられるのももちろんだけど、何よりご主人の人柄がいい。
お絞りがないので、手で握りをつまむならウェットティッシュをお忘れなく。
ANAホテル前の歩道からも黄色いのが見えてました。
以前この前を通った時、ここ居酒屋?お弁当屋?と思っていました。
で、先日、鮪屋さんとわかったのですが、、、(^。^)
黄色い日よけ と、八海山も、疑問に思ったので、すごい納得です。
ますます気になる度アップです。私も今度行ってみます!!!
ふふふ、行ってきました~!
何屋さんか分からないというのは 、もしかして意図的な部分もあるのかなーとも思いました。
平日はどんな様子なのか、行かれたら是非レポしてくださいね~^^